2020-10-03

アゼルバイジャン共和国外務省声明

2020年9月27日、停戦協定に明白に違反しているあるアルメニアの軍隊は、最前線に沿ったアゼルバイジャンの軍隊の基地、およびテルター地区のカパンリの村、アグダム地区のシラグリやオルタ・ガラヴェンド、フィズリ地区のアルカンリとシュクルベイリ、ジャブライル地区のジョジュク・メルジャンリに対して大口径の武器、迫撃砲、大砲を使い集中的に攻撃することによって、アゼルバイジャンに対する新たな攻撃を開始しました。

 

国防省の情報によると、民間人と軍人の間で多数の死傷者が確認されています。多数の家屋や民間インフラ施設にまで甚大な被害が発生しています。

 

アルメニアによるさらなる軍事的侵略を防ぎ、民間人および人口密集地域の安全を確保するために、アゼルバイジャン共和国軍は、自衛権の範囲内で、国際人道法を完全に順守する形で、反撃措置を講じています。

 

アルメニアによるアゼルバイジャンに対する軍事攻撃は、国際法の原則、基本的な規範、1949年ジュネーブ条約および追加条項を含めた国際人道法、および1993年のアルメニア軍のアゼルバイジャン占領地からの即時、無条件撤退を求めた国連安全保障理事会決議822、853、874、884に対する明白な違反であります。

 

アルメニアによるアゼルバイジャンに対する軍事行為は、2020年7月12-16日のトヴズ地区の方向への軍事攻撃、ゴランボイ地区の方向への偵察破壊グループの挑発、アゼルバイジャンの地域内への定住政策、およびアルメニア指導者の挑発的な声明や活動を含めたアルメニア側の継続する挑発の一環であります。

 

占領下のナゴルノ・カラバフとその周辺地域へのアルメニア軍が違法に存在することは、地域の平和と安定および、アゼルバイジャンに対するアルメニアの侵略と不法な活動が国際法上の原則と規範に基づいた立場に対して深刻な脅威をもたらしていることを十分に認識すべきです。アゼルバイジャンに対するアルメニアの侵略と挑発的な活動に、国際社会は厳しく非難すべきであります。またアルメニアは国際人道法のもとでの公約を含めて、国際法の順守を強制すべきであります。

 

現在の状況に対するすべての責任は、アルメニアの政治的・軍事的なリーダーシップにあります。

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